美を紡ぐ調度品 第三回
グランバンケット 森羅 照明

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ご宿泊いただくたびに、新しい発見がある。お客様の一期一会の日々を大切にするために、常に新しい表情でお迎えしたいと考えています。館内の調度品においても有馬にゆかりのあるものをモチーフにオーダーメイド。細部にいたるこだわりも、私たちが考えるおもてなしのひとつです。

森羅に降り注ぐ、
和紙の光

兵庫県内の温泉旅館屈指の規模を誇るグランバンケット「森羅」。広さ1035㎡。最大800名の収容が可能です。
「森羅」に足を踏み入れると、有馬の雄大な自然に溶け込むようなやわらかな光に包まれます。見上げるとその先に輝くのは、美しい手漉き和紙で作られた光壁。成田国際空港や東京ミッドタウン日比谷、国立競技場など、数々の有名建築物を日本の伝統工芸「和紙」で彩る、和紙作家・堀木エリ子氏が手がけた作品です。大地から湧き出る金泉や天から降り注ぐ恵みの水をモチーフにした光壁は、窓の外に広がる有馬の自然と見事に調和し、唯一無二の空間を生みだしています。

ひときわ目を引くのは、ホワイエを飾る天井ペンダント。大きな窓から差し込む自然の光と交わることで時間帯によって違う表情を見せてくれるその作品は、まるで空から降りてくる光の柱のよう。手漉きの和紙だからこそ表現することのできる独特の質感と、和紙を通して放たれる光は、地球上のすべての命を育む陽光や優しく包み込む月光を感じさせます。

広いバンケット全体をまるで大自然の中にいるような心安らぐ空間へと演出する和紙アート。朝食会場でもある「森羅」にお越しになられた際は、ぜひご覧ください。

ホワイエを心地よい光で包む天井ペンダント。明かりを灯すと浮かび上がる模様は、古来から受け継がれる透かしという技術で表現。陰影によるコントラストが美しい。